藤子・F・不二雄さんが幼少時代から上京するまで過ごし、
クリエイターの感性や創造・発想を育んだ高岡とはどのようなまちだったのでしょうか。


藤子・F・不二雄さんが育った高岡は庄川と小矢部川にはさまれ、川で泳ぎ、遠くは立山連峰、近くは二上山が見え、里山では草木に触れ、海・川・山の幸が豊富で新鮮なものを食べる・・・
五感がいきいきと働く環境でありました。


定塚小学校5年生の時に出会った藤子Aさんと二人でよく古城公園に足を運びマンガのことを語り合っていました。高岡大仏、山町筋の町並み、桜馬場通り、映画館高岡セントラル劇場など、子供が町を歩いて歴史・生活文化を吸収する環境としては、彼らの好奇心をかきたてる素晴らしい町並みがありました。


藤子不二雄さんの漫画の投稿を温かく見守った隣近所の方、郵便局の職員、漫画本を2人のためにとりおきしてくれた書店の店員など、常に地域の人々の温かいまなざしがありました。


高岡は、銅器、漆器を中心とした高い美術工芸品で有名です。そうしたモノを生み出す職人気質も、開町400年前から何らかの形で影響を受け、受け継がれてきたに違いありません。

藤子・F・不二雄さんが漫画に描いた原体験ができる環境は、今も高岡に残っています。
「藤子・F・不二雄のふるさと」で、今度は、次世代のクリエイターたちが、夢を育む番です。


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