【万葉の杜 「ドラえもんの散歩道」】
  私たち「藤子・F・不二雄さんを愛する会」は、藤子・F・不二雄作品の原点であり、籐本弘先生が生まれ育った高岡を中心に富山県内や全国の藤子・F・不二雄作品を愛する有志の人達に呼びかけ純枠な気持ちで、自由に集まる会です。

藤子・F・不二雄さんの作品 には読むものの心を和ませる優しいそよ風が、いつも吹いています。そして、現代失われつつある「夢とロマン」が、一杯に溢れています。

さらに、大人から子供まで多くの人に親しみ愛されてきた藤子・F・不二雄さんの作品は、皆さんの心の中に大きな影響を与えてきたのではないでしょうか。

今日、私たちを取り巻く社会環境は自然環境の破壊に加え、低年齢化する凶悪犯罪など複雑な模様を作り上げています。
しかし、藤子・F・不二雄さんの作品には「自然と科学文明が手を取り合い、子供たちがのびのびと遊び育つ社会」が描かれており、こどもの視点で展開するストーリーやキャラクターたちは、本来の人としてあるべき姿を教えてくれているように思われます。

藤子・F・不二雄さんの作品は、これからも不朽の名作として語り継がれていくでしょう。
私たち「藤子・F・不二雄さんを愛する会」は、高岡出身の偉大な漫画家、藤本弘先生の功績を恒久的に残し伝え、更に藤子・F・不二雄作品を愛し語り継いでいくことを目的としています。
藤子・F・不二雄さんの人柄に学び、作品に込められたメッセージを大切に理解していきたいと思っています。夢を愛し、子供を愛した藤子・F・不二雄さんの思いを育ててゆける場として自由に「心が交流する会」でありたいと考えています。

また、「藤子・F・不二雄さんを愛する会」は、現在も富山県内で活動している「とやまテーマパーク研究会」、「藤子・F・不二雄さんを愛する富山県有志の会」を全国に広げようということで発足した会です。

■なぜ高岡未来遺産が必要なのか?
   富山県で生まれ育った大きな文化遺産である藤子・F・不二雄さんを思い、人間性を恒久的に残し伝えていくことが大切なのではと思ったことが最初。同じ思いの仲間が集まって当会が、1996年12月結成しました。
また、県民にアンケートを取ったところ、藤子・F・不二雄さんやドラえもんに対するニーズが圧倒的に高く、そのひとつとして未来遺産運動の気運が高まりました。
そして何といっても、藤子・F・不二雄さんの代表作の「ドラえもん」を始めとして、数々の作品に共通していることは、子供の幸せを願って描かれ、人間の優しさ、真面目さ、そして遊び心が同居していることで、このまま放置されたままではこの宝が朽ち果ててしまうと感じたことです。
■どんな未来遺産にしたいか?
   ただ物を展示するだけでなく、人間味と夢あふれる未来遺産にしたいです。

@藤子・F・不二雄さんの思いや人間性を訴えたい
A富山で育った少年時代を再現したい
B入場した子供たちの夢をかきたてるような展示物
(3次元コンピュータや仮想体験など)
C子供達の悩みが解決できる相談コーナーなど
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1.はじめに
 私たちが、「藤子・F・不二雄を愛する県民の会」を結成したのは平成8年です。きっかけは、富山県が中心となってすすめている「200X年県民が燃えるプログラム」での出会いでした。
200X年県民が燃えるプログラムが実施した提案募集の中に、こんな提案があったことを覚えていらっしゃるでしょうか。一番多かったのが、「ディズニーランドのようなレジャー施設がほしい」、そして優秀提案が、「ドラえもんランド」、「藤子・F・不二雄ワールド」でした。私たちは、富山県民のこの要望を実現したく、200X年県民が燃えるプログラム委員会の一部のメンバーが発起人となり藤子・F・不二雄を愛する県民の会を結成し、平成8年から、富山でのレジャー施設の立地の可能性やどういうものであればやっていけるかを25回にわたり研究してきました。
しかし、検討をすすめるにつれ、ディズニーランドのような塀で囲むようなテーマパークは民間が行うべきものであり、また、富山の地理的制約等から非現実的で、長期的視野に立って検討すべきであることがわかりました。
そこで、私たちは、「いま出来ることは何か」、また「どうすれば県民の要望を実現できるのか」を考えてみました。ここに僭越ながら提言させていただきますので、ぜひ実現くださいますようお願いします。
2.私たちが考える富山の問題点
@教育環境の変化
   これまでの富山県の学校教育、あるいは富山の家庭における教育は、大学への入学を最終ゴールとしていたのではないでしょうか。大学で何を学び、大学を卒業したあと社会に出てからどうするかといったように、社会に出て役に立つ人材を育てようという配慮が少し足りなかったように感じられます。
 また、全国的にも子供たちを取り巻く環境は、@少子化により地域社会(ガキ大将の元)で鍛えられる機会がなくなってきている、Aゲームなどバーチャルな世界ばかり経験し本当の体験をしていない、B生活にゆとりができ、何でも手に入るようになり我慢を知らなくなった、など大きく変わりつつあります。このことは富山県についても言えるのではないでしょうか。
A人口の減少と地域の活性化
   富山県の人口は減少化傾向にあり、このままではますます中心市街地が衰退していきます。単純には、人口が増えれば地域が活性化するというわけではありませんが、少子化により人口の自然減が始まっている現状では、社会増、つまり交流人口の増加をはからないと地域活性化はあり得ないのではないでしょうか。
B産業構造の見直し
   富山県の産業の歴史を振り返ると、江戸時代の売薬商にはじまり、売薬によって蓄積された資本が電力会社を起こし、そして、エネルギーの安定供給によって数多くの工場を積極的に誘致することで今日の繁栄を築きあげました。まさしく、いまの富山県産業を支えているのは製造業などの第2次産業、特に重厚長大産業であります。しかし、ハードからソフトの時代に変わりつつあるいま、21世紀に入ってますます知識集約型の産業を育成していく必要があるのではないでしょうか。
C富山県人の性格
   中沖元知事もよく言われますが、富山県人は「意見を言わない」、「挨拶しない」、「笑わない」、「大きな声をださない」、「お店に入っても文句を言わないので店の人の態度がでかい」と言われます。それではいつまでたっても、一度富山県を訪れた人に良い印象を与えることができず、何度も行ってみたくなる富山になりません。また、国際化や個の時代、自分をもっとアピールする技術が富山県人に必要なのではないでしょうか。

3.21世紀に向けて富山県がすすめる施策と課題
 現在、富山県では、これらの問題や課題を解決しながら、21世紀における富山県のあるべき姿を築いていくため、多くの政策や施策を実行しています。
私たちは、「かつての富山県(1996〜2000)」と称した"新富山県民総合計画"に、こんな言葉を見つけました。

 『21世紀を迎えた富山県づくりを進めるにあたって、県民共通の夢や目標、そして実現への道すじを明らかにしたのが新富山県民総合計画です』と。

私たち富山県民は、この新富山県民総合計画の基本目標でもある「しあわせに生きる富山県の創造」に向け、さまざまなチャレンジを続け、21世紀を迎えようとしています。その具体的なチャレンジ、つまり富山県がめざす姿こそが、技術立県、国際立県、生活立県、情報立県、福祉立県、産業立県、人材立県、教育立県、文化芸術立県として現されているのではないでしょうか。
▼共通したコンセプトの上で展開させる
 しかし、これら富山県がめざす姿は、それぞれが独自のコンセプトで展開されており、先に述べてあるような富山県民共通の夢やシンボルが見えてきません。また、県が制作したコマーシャルで、印象の薄い富山を前面に打ち出したものがありました。これは富山を知ってもらうきっかけになったかもしれませんが、富山をずっと覚えていてもらうためのものにはならないと思います。

全国の人が、「富山といえば、??」、「??といえば富山」、また富山県民が、「私たちの富山といえば、??」という共通のシンボルが必要です。そして、このシンボルを利用して、県の施策を共通のコンセプトの上で展開させるべきではないでしょうか。
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4.提 言:『ドラえもんを富山のイメージシンボルに!』
〜県の施策を共通のコンセプトの上で展開させる〜
 県の施策を展開する上で、共通のコンセプトを取りまとめることができるイメージシンボルには、富山県出身の藤子・F・不二雄さんが生みだし、そして世界的なキャラクターに育て上げた『ドラえもん』しかないと考えました。
すでに、漫画は、文芸、音楽、絵画、演劇、建築、彫刻、舞踊、映画に続く第9の文化と言われています。またドラえもんは、日本だけでなく、世界の国々で愛されています。
富山の土壌が藤子・F・不二雄さんという偉大な漫画家を育て、そして、『ドラえもん』などに描かれている夢の世界を創り出しました。ドラえもんは富山の宝であり、富山が生んだ最高のソフトでもあります。いま私たちは、藤子・F・不二雄さんが描いた夢の世界をこの富山に創り、それを富山のシンボルにしたいと考えます。
また、ドラえもんを富山の顔に育てることによって、富山県を全国にアピールすることができます。2005年愛知万博では、藤子・F・不二雄さんのキテレツ大百科が公式キャラクターに、そして、サッカーのワールド杯では、ドラえもんがサポーターのキャラクターになりました。富山のイメージキャラクターにドラえもんを使わない手はありません。
 さらに、富山県内ではすでにこれだけの要望や運動があり、ドラえもんが県民のシンボルとなるための土壌が出来あがっています。
◇200X年提案募集にて
  「ドラえもんランド」、「藤子・F・不二雄ワールド」など優秀提案
 
◇200X年県民投票にて
  「藤子・F・不二雄さんのキャラクターの記念館、遊園地がほしい人」が全体の75.2%もあり、かなり高い要望であった
 
◇同時実施アンケートにて
  「好きなキャラクター」では、ポケモン、キティちゃんを抑えて、ドラえもんが1位であった
 
◇高岡市美術館の「藤子・F・不二雄の世界展」にて
  入場者が4万7千人を超え、美術館設立以来の大成功であった
 
◇高岡市美術館の「藤子・F・不二雄の世界展」にて
  入場者が4万7千人を超え、美術館設立以来の大成功であった
   
◇高岡青年会議所では
  藤子・F・不二雄さんの功績・作品に込められた夢の世界を、世界に発信しようという市民運動を盛り上げている
 
◇第14回富山県イメージディレクター懇談会の席にて
  ▼長澤さんが提言
「科学技術に対する若者の関心衰退はもう異常な状態。そこで、もう少し科学技術の新しい教育施設的な秘密道具コレクションみたいなものがあってもいい」
▼藤子不二雄Aさんが提言
「藤子・F・不二雄が生まれたこともあり、ぜひ富山で実現してほしい」
「秘密小道具というのに対する関心が非常に強いので、実際の科学とうまくドッキングさせて楽しいミュージアムをつくってほしい。そうすると大変な名物になるのではないかと思う」
 
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5.私たちが考える、富山県の施策への利用方法
〜仮に共通コンセプトを、「子供『夢』未来」と設定すると〜
 私たちは、いま仮に、県の施策を展開させるための共通コンセプトを、ドラえもんの住む世界、つまり藤子・F・不二雄さんが描きつづけてきた「子供『夢』未来」と設定しました。まずは、このコンセプト上で、「技術立県、教育立県、国際立県」という3つの施策を展開させたいと考えます。
     【 5.1 富山県の施策との整合性 】

@技術立県をめざして
富山県の「新科学技術プラン」を推進するためには、親しみやすいキャラクターを活用することが最も効果的ではないでしょうか。子供が科学への興味をもつだけでなく、イメージが定着すると企業・研究所等の誘致等に弾みがつくので、まさしく技術人材立県にも合致します。

A教育立県をめざして
ドラえもんのストーリーは、「いじめ」をすると必ずしっぺ返しを食らうなど、教育的見地からも優れており、教育立県にも合致します。
藤子・F・不二雄さんは、児童の教育が一生のうちで一番大切と考え、生涯児童漫画でそれを訴え続けました。富山県がすすめる14才の挑戦、そして富山県未来財団が進める12才の教育にも合致するのではないでしょうか。

B国際立県をめざして
ドラえもんは、全世界で愛されており、富山=ドラえもんとなると海外からも行ってみたい県と思われます。まさしく、環日本海交流・国際立県にも合致します。

    【 5.2 具体的な施策への展開 】

 わが国の経済社会をめぐる状況はいま、少子高齢化、高度情報化の急速な進展、国際的大競争時代の到来など、大きな転換期を迎えています。これに対応し、より発展するためには、富山県唯一の資源ともいうべき科学技術を活かした、「科学技術立県」をめざすことが必要であり、県民、とりわけ少年が科学技術への関心を高めることが不可欠です。
しかしながら、科学技術に対する若者の関心衰退は異常な状態(県イメージディレクターの弁)です。青少年が科学技術に興味、関心を持つには、入りやすい親しみのあるドラえもんが案内し、科学技術の「現場」を実際にみたり、体験するのが一番だと考えます。子供たちにいろいろな実体験をさせ、その中で、自分の力で、自分のやりたいことを見つけさせることが大切ではないでしょうか。ドラえもんを、子供の教育、科学分野で活用し、ドラえもんの未来・未知の世界を実体験し、科学に対する興味を持ってもらう。そして、21世紀の産業を担う子供たちと将来のSEEDSを育てたいと考えます。
藤子・F・不二雄さんの漫画は、未来の科学、環境問題にも真剣に取り組んでおり、また、子供の教育についても児童の頃が一番大事な時期として現在の教育の一助になればと常日頃から考えていらっしゃいました。
また、不登校の児童が増えていますが、ドラえもんのストーリーは、不登校児童の心の悩みをいやすものが多く、不登校児をつくらないためにも、また、学校へ行く興味を持たせることにも役立ちます。

<参考データ:PHP99データ 読売新聞調査部より>
・富山県学校嫌い長欠生徒数 17.55人(全国7位)
※年30日以上中学生千人あたり

@新学習指導要領に伴い、教科書への採用
2002年からの学習指導要領の改定に伴い、地域独自の教育のための副読本が今後必要になってくるとのことですが、以前県の広報でハットリ君を採用したように、ドラえもんを採用した副読本を積極的に作成(東京書籍から小学4年生の教科書になっている)してはいかがでしょうか?
いまの子供は、文章で書いてあるものに抵抗感があるといわれています。
ドラえもんが案内すれば親しみを持って見ることが出来るのではないでしょうか。

A新科学技術プランについて
平成13年からの県の「新科学技術プラン」のテーマである「科学技術を担う多様な人材の育成確保」、「科学技術に触れ、親しむ環境づくり」を推進するには、親しみやすいキャラクターを活用することが最も効果的ではないでしょうか。
例えば、元県商工労働部長の田中徳夫科学技術庁科学技術振興局長がすすめているサイエンスワールドは、政策立案と緊密に連絡を取り合う場所、多くの人々が集まってくる場所と位置付けられており、東京都臨海副都心に設立されることが予定されています。
このサテライトもしくはキャンプ地などを誘致して、キャラクターを採用すれば子供がもっと科学に親しみやすくなるのではないでしょうか。

Bドラえもん科学ミュージアムの創設
子供たちが実験や工作を楽しみながら体験し、科学技術のおもしろさを感じる場を富山県内の各地に創設し、将来、ネットワーク化することによって子供たちの情報交換の場を広げてはどうでしょうか。また、講師と参加者が一緒になって実験したり、身近な素材を使って船やパラシュートを作ったりします。講師は現職の高校教師や大学講師にお願いしたいと思います。

Cドラえもんツアー(仮称)を企画
工業技術センター、県立大学、スギノマシン、不二越、キタムラ機械など富山県内の先端企業や機関を子供たちが訪問する「ドラえもんツアー(仮称)」を企画してはどうでしょうか。

Dドラえもんビレッジを愛称として採用
イノベーションパーク、テクノポリス、オフィスパークなど既存の団地等の愛称を「ドラえもんビレッジ」とすれば、ベンチャーをはじめとした企業の誘致もしやすいのではないでしょうか。

Eこどもたちの12才を考える会のシンボルに採用
藤子・F・不二雄さんの考え方は、県が進めている「12才の教育」にも合致すると思います。例えば、12月12日の休日のシンボルに、ドラえもんを採用してはどうでしょうか。

F藤子・F・不二雄杯の創設
既存の小・中学校の科学作品の優秀賞を『藤子・F・不二雄杯』にし、ドラえもん賞などをつくれば、今まで以上にたくさんの小中学生が参加するのではないでしょうか。科学技術庁の「ヤング・アインシュタイン・エジソン」杯を誘致する等の方法もあります。
例えば、「タイムマシン、タケコプター、雲固めガスをあなただったらどうつくる」と公募します。あるいは設計書を出してもらいます。また、インターネットで通じて、東南アジア(環日本海)の大学院、大学、工業高校、中学生から募集することもできます。各テレビ局にソフトとして番組を提供し、これによりサイエンスミュージアムのコンテンツを出来れば年に1回変えることができます。

Gジュニア版とやま情報化アプリケーション推進事業
子供の柔軟な発想を頼りにパソコンやインターネットのユニークな使い道を募集するもの)
3月の優秀提案は、まさしく「どこでもドア」とドラえもんの世界の提案となっており、ここで募集したものを情報関連企業数社に働きかけてサイエンスミュージアムにストック出来ればコンテンツの一つになるのではないでしょうか。

H北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)のイメージキャラクター
藤子・F・不二雄さんは長編漫画の中で、悪徳開発業者と戦うのび太とその仲間達を描いているなど、環境問題にもかなり関心を持っていました。ドラえもんを、富山県がすすめる北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)のイメージキャラクターに採用できないでしょうか。

    【 5.3 観光・地域振興への活用 】

「ドラえもんは富山生まれだった」 − 今は印象が薄い富山も、全国から興味をもってもらえるはずです。ネーミング、シンボル、キャラクターなど何であろうとPRに使って、全国あるいは海外から注目を集めることができます。交流人口の拡大を図るため、富山県に縁があり、全国的、世界的にも人気があるドラえもんを活かした県づくり、地域づくりを行ってはどうかでしょうか。これにより、交流人口が増えて県内産業の製品が売れ、地域経済が活性化し、富山県の財政も良くなると考えます。
@ 各市町村の特産とドラえもんをドッキングさせる
A ドラえもんを、県内の観光スポット、付帯施設、公園などに利用する。
ファミリーパーク、ガラス工房など
B 大山の恐竜とドラえもんを連携させる
C 旅行企画「ドラえもんと行こう富山ツアー」
D 藤子・F・不二雄のキャラクターをつかった高岡、氷見の街づくりを支援する(高岡の記念館、氷見の道の駅等)
E 富山市がすすめるサッカーのワールド杯キャンプ地の誘致を支援し、ドラえもんをキャンプ地のキャラクターとする
(フランスワールド杯では、ドラえもんは日本サポーターのキャラクター)
F ドラえもんを、富山県のコマーシャルに利用する
G ドラえもんを、新幹線開通時の目玉にする
H ドラえもんを、新富山空港のイメージキャラクターにする
(新富山空港の到着口で、ドラえもんが来県者を迎える) 
I ドラえもんを、道路標識に入れる
J ドラえもんを、全日本空輸(ANA)のポケモンの後のキャラクターにする
K 県内産業が自社製品のキャラクターにドラえもんを積極的に採用することを奨励する。また、富山県が申請する際の窓口になる(単独で行うのには、時間がかかる。トンボ飲料のシャンペーン、ショウワノートは既に権利を取得)
L ドラえもんを利用して、産学官と結び付けたベンチャービジネス育成援助計画を策定する。富山でベンチャーをやろう、困難を打ち破ろう。同じ事をやるのではなく一人ひとり起業家精神を発揮させ、新しいことをやる。ネーミングに「タケコプター計画」や「どこでもドア計画」としてはどうか
M ドラえもんをシンボルキャラクターとし、「教育、技術、環境、子供」をテーマとする「OBサミット」を誘致する。小渕(首相)派会長は綿貫先生
N 放送のデジタル化に向けて、富山の情報化社会の基盤づくりのため、ドラえもんタワー(仮称)などの設置などインフラ整備を支援する

    【 6. おわりに(産学官+民の研究会設置を提案します) 】

 ドラえもんを採用するには、ドラえもんの著作権の問題、財源、体制など多くの課題があります。また私たちが考えた利用方法も、まだアイデアの段階であり、実現の可否も検討しきれていません。
そこで、産学官という言葉がありますが、私たちは、産学官+民の研究会を設けることを提案いたします。"産"には富山の企業経営者、"学"には富山大学、富山国際大学、高岡短期大学の教授、"官"には富山県、そして"民"には私たち「200X年県民が燃えるプログラム委員会有志」の藤子・F・不二雄を愛する県民の会、これらが一体となって具体的な計画を策定します。さらに、マスコミや各種メディア、県外の有識者の応援団にも参加を呼び掛けます。通産省、科学技術庁、文部省の補助制度を利用することもできると思います。
ぜひ、この研究会を設置いただき、具体的な計画の策定を開始したいと思います。課題はたくさんありますが、これらの障害を乗り越えてもぜひやるべきであり、またそれだけやってみる価値はあると私たちは考えています。

以上
 
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